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吸音・遮音性能とは

❍繊維の力で外からの騒音を防ぎ、室内の音を漏らさない

 セルロースファイバーは、繊維ひとつひとつに空気を含んでいて、この厚い空気の層が、音を吸収し、伝えにくくする性質を持っています。

また、隙間無く高密度で充填施工されるので、家は密封された状態となり、高い吸音・遮音性能が発揮されます。

 

❍木の繊維で音を吸収、空気で音を遮断

 音は空気の振動で伝わります。そのため、空気を遮断すると、音は伝わりにくくなります。 木の繊維には音の伝達を妨げる(音を吸収する)防音(遮音)機能があります。

木の組織には空気を含む壁がたくさんあって、その壁が音波を吸収しているのです。

例えばトンカチで木の柱を叩いた時の音と、鉄管を叩いた時の音、その差は歴然とわかりますね。

また、楽器は木でできたものが多く、オーケストラを演奏するホールの壁にもほとんど木材が使われています。

コンクリートやガラスや鉄がむき出しになった体育館のような所で、本格的な演奏はあまり行われないようです。

 

❍防音効果

セルロースファイバーは、厚さ100mmと密度55kg/m3の効果により、優れた防音性能を発揮します。防音性能は、音の周波数により異なりますが、人間がよく聞こえる1000Hz帯域音の防音性能は、55dB(透過損失)です。 家全体の防音性能がアップするので、リビングシアターやピアノの音が軽減して安心です。また、空港の近くや幹線道路沿い、線路沿いなどの立地でも、外部からの騒音を軽減できるので快適です。

ただし、窓が防音の弱点となるので、配置の工夫や2重サッシにするなどの対策が必要です。

 

❍騒音問題の解決

 セルロースファイバーは壁の中に隙間なく吹き込む施工を行うため、高い密度で断熱材が充填されます。また、配管などの障害物があったとしても、隙間なく施工できることで断熱欠損を抑えることが出来ます。そのため、家は密封されたような状態(吸放湿性能はあるため空気は通す)になるため、高い防音性脳を発揮することができます。この高い防音性能はアメリカなどに認められ、空港の周辺や自衛隊基地周辺など騒音問題が発生しやすい地域の住宅にはセルロースファイバーが施工されています。音が気になる地域に住まわれる方には特におすすめの断熱材です。 防音効果の利点としては、近隣の方たちに気をつかわず子育てができます。夜泣きや声、走り回っても外への音漏れを防ぐことが出来るからです。他にも楽器などの演奏が趣味の方も外への音漏れを気にすることなく趣味に没頭できるかもしれません。

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